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カフェ・アークトゥルス

ご来店誠にありがとうございます。どうしよ、全然来れない!

2007-10

モノクロの世界~赤の珠(3)~

「はぁ、はぁ、はぁ……いったい、どこまで、行けば、いいの?」
 まだ目から出てくる涙を拭いながら、暗くて、蒸し暑い道をひたすら走っていた。心の中から消し去る事のできない不安が、じわじわと滲み出てくる。
私は、何も出来ないの?
 私は、この世界で何をすればいいの?
 どうして私が虹の守護者なの?

 考えれば考える程、疑問が湧き上がってくる。
「どうして、どうして私がこんな目に遭わないといけないのー!!」
 思いっきり叫んでやった。どうしようもない不安や、無力さを誰かにぶち当ててやりたかった。その時――!
―この世に送られた虹の守護者よ……
「!」
 誰かの声がした。何処かで聞き覚えがある。私は、足を止めて、辺りを見回す。
 誰もいない、暗くて蒸し暑い通路。誰もいないのに、また声がする。
―そなたは虹の守護者。そなたには秘められた力がある。
「あなたは、誰?私に秘められた力って、何?」
 私の問いかけには関係無しに、『声』は私に向かって言った。
―絵を描くことが得意だそうが……誠か?
 答えるのに戸惑った。誰かも分からない人……『声』に話していいのか?でも、もしかしたら、何かヒントを、サラの力になれる事が出来るかも知れない。
「はい。得意までとはいきませんが、よく絵は描いていました。」
―ならば、よろしい。そなたに、一つ、虹の守護者の力を解放させる術を授けよう。
「ほ、本当ですか?!」
―私は嘘をつかない。では、思い描くが良い。心の中にある、まっさらな白い紙に、冷たい氷を描くのだ……!
 私は目を瞑って、念じた。不思議なことに、心の中が真っ白に、まるで新品の紙のように白くなった。
(冷たい、冷たい氷……暑さに負けない透明な氷!)
 心の紙に、薄い水色を含ませた筆で、冷たい氷を一瞬で描く。
 ピキン!
 氷を描き終えて、ふっと目を開けると、私の周りの壁が、薄い水色の氷になっていた。
「わ……すごい!これが、虹の守護者の力ですか?!」
―さよう。それが、虹の守護者の第一の力だ。さあ、行くのだ!灰色のこの世界を救え!
「はい!ありがとうございます!」
 どこに『声』がいるかは分からないけど、お辞儀をして、暗い道をまた走り始めた。
(まっててね、サラ!私が力になってあげるから!)

次の話へ続く
や~っと、更新だ!最近、更新が遅くなってごめんなさい
色々あるんですよ~、学生には!
以下、コメントを下さった方へのお返事と、独り言……です。


10月17日:一部修正しました。

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Author:夜叉音 彪奈
やしゃね ひょうなと読みます。
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